呉服屋の息子がなぜ仏教講師に 3
中学に入ってからは、バスケ部に入りました。
体を動かす事が好きで、
特に球技が好きだったからでした。
人数が少ないこともあり、
そこまでの苦労もなく、
自分たちの代になってレギュラーに入りました。
接触プレーはあまり向いていないことに気がついて、
高校ではバレーボール部に入りました。
ここでもあまり人数が多くないこともあり、
レギュラーに入る事ができました。
部活に対しては、サボることもなく、
真面目にやっていましたが、
心の中で、「才能がないからプロになれる訳でもない」
「3年になれば引退しなければならないんだから」
という声が響き、
身が入らずにいました。
周りは次の大会に向けて、努力している中で、
自分だけが一生懸命やりたいと思いながらも、
心はさめており、ギャップを感じていました。
そんな小、中、高校生活ではありましたが、
周りの人には恵まれて、
尊敬できる先生や、頼もしい友達に囲まれた事は、
本当にありがたかったと思っています。
このまま社会に出たら、
仕事だけの人生で終わってしまう、
仕事も大事だとは思うけれど、
仕事だけが人生ならば、
定年したら、自分の人生は終わり?
とも思いました。
それはどこか違う様な気がして、
大学時代に、自分の人生をかけられる夢をみつけようと、
心に決めて、大学に進学しました。